Reviews (8634)

Boyd Rice/Frank Tovey / Easy Listening For The Hard Of Hearing
muteの懐の深さ?を堪能できるアルバムの一つ。ファド・ガジェットが表の顔としてこれはまさにフランク・トーヴェイの裏の顔だと思う。阿佐ヶ谷駅から徒歩5分だが風呂なし四畳半陽当たり悪しという立地の友達のアパートで、grey areaから出てたVHSでこのデュオのライブを観た事があるんだけど、こういう整理・制御された音じゃなく全編ハーシュだった。もしかしたら録画自体低品質で細かい音が聴こえなかっただけなのかもしれないけど。酔いと環境と音塊の中で朦朧としながら「あー明日仕事行きたくねーなー」などとボヤいていた事を思い出した。
Akira Toyonaga / Charles Hayward / Punk
96年の初来日以降、チャールズ・ヘイワードの即興演奏を何度か観てはいるのだけど、どうも面白味に欠けるなあと思ってきた。バンド編成で来日したV4Victoryも再結成マサカーも作曲・編曲と即興の絶妙なバランスを期待しながら即興100%で、「俺が聴きたいのはヘイワードの歌なのかもしれないなあ」などと求めるものがわかってきた気がする。唯一好きなのはクリス・カトラーと共にクレジットされたLa1919の客演くらいか。

このアルバム、豊永亮とのセッションで、彼もどちらかというとカッチリと(再現度の高い)フレーズを作り込むタイプのギタリストと捉えているのでヘイワードを逆に引っ張るかなと思ったのだが即興100%でした。

録音を聴くよりは現場で音の抜き合い、繰り出し合いを観るほうが楽しそうな演奏。即興自体がそういうものなのかもしれないけど。
The Beyond / Crawl
発表された当時はRHCPを筆頭に白人がファンクを取り込んだハードロックいわゆるミクスチャーロック(死語)がブレイクしてこの手のバンドが青田買いされていた。ほどなくしてニルヴァーナのヒットによってオルタナティブロック(オルタナティブミュージックではない)時代到来・RHCP以外のミクスチャーがほぼほぼ無かった事にされてしまって可愛そうだなと横目に見ながら自分は808ステイトのex:elやAltern8に痺れてた。

またテツロウさんネタになるけど、このThe Beyond(Beyondsじゃないよ)のCrawl、Vocalの声がちょっと甘いなとか、軽いスネアの音が好きになれなかったんだけど、いま聴くとVolume DealersのPuzzle of Epochに通じるものがあるなと改めて思ったり。W氏とか岩田さんも好きだったな。今も好きだと思うけど。
Rise From The Dead / Come on sky
タイトル曲はガスボーイズやGOMAも参加。Dorsal Finはもうカオスそのもので大好き。Pete Fowlerのイラストが目を引く。

このシングルだか続くアルバムだったかをディスクユニオンで買ったらこのモンスターを全面にあしらった長袖Tシャツの抽選に当たって喜んでいたんだけど開封したらXLサイズだった。寝巻きとして重宝した。
Rise From The Dead / Music Music Great Music Company X
ベースがニューキーのノリさん、ギターにテツロウさんが加入したというのは当時(嬉しいほうの)ショッキングなニュースだった。Rioの繊細なプレイ、ブッダ雨ざらしのファストかつキレの良さなんかはテツロウさんならでは。

今日と明日、名古屋大阪でRFD/SOBのダブルヘッドライナーでライブやるそうでぐぬぬとなっている。今日は行けないがいずれ大阪まで観に行きたいな。
Masayuki Takayanagi / Lonely Woman Live
某書店でバイトしてた頃、7、80年代のパンクやフリージャズにやたら詳しい社員が異動してきてこれはヤバイ!と即お近づきになって当時の話を色々聞かせてもらったり(ライヴハウスで流血沙汰とかそういうの)ちょこちょこCD貸してもらったりとかしてた(The Peter Brötzmann Octetの『Machine Gun』など)。氏は高柳昌行を心から崇拝していたのだけど、高柳のCDは『Lonely Woman Live』だけでいい、それ以外は聴かなくていい、という話を度々聞かされてて、当時『集団投射』にお熱だった自分はえ~確かにいいとは思うけどよくわかんな~いやっぱ『集団投射』っしょ、って感じではあった。今でも『集団投射』とかはたまに聴いてはサイコーってなるしもちろんこのアルバムも聴いてはかっこいいけど・・・う~ん?ってなったりするんだけど、よくよく振り返ってみるとこっち聴いてる方が多い様な気がする。惹かれ続けてるのか、謎に。
Nukey Pikes / CONSUME
道徳的ポーザーとしてでなく5%の笑顔を見せたい
くるり / 琥珀色の街、上海蟹の朝
くるりを聴くのは久しぶり。tr.1いいっすね!
Lee Konitz / Very Cool
昭和っぽい、演歌にも通じるジャズ。でもメロディはギザギザに尖ってる。M3、M4が特に好き。
Masayuki Takayanagi / Lonely Woman
これも長い間、思い出しては聴いてるけど、いまだによくわからない作品。カッコいい、とは思う。
Martin Newell / The Greatest Living Englishman
イングランドの死神博士。マーティン先生。庭師、詩人、この世のものとは思えないほど美しい歌を書いて歌う自転車乗り。涙が止まらない。先生はまだ元気で生きてるけど、俺の友達いっぱい逝ってしまった。ああ、綺麗で涙が出る。
Porcupine Tree / Octane Twisted
こういうコードワークが好きだ。これはプログレ…になるのかな…。
Esperanza Spalding / Emily's D+Evolution
混みいったコーラスワークやリフやリズムや展開の意味を探す音楽。まだまだ理解が足りない。ここ最近のベスト。
U.G. Man / Live In 20000v
ライブ観てると凄いデタラメだなあと思うんだけどこうして聴くとやっぱりデタラメ。ハズしのツボを押さえてるというか。初期パンクのライブを収めたコンピに入ってた活動開始頃のワイヤーを思い出したり。鳴りやまぬユージコール
The Claypool Lennon Delirium / Monolith of Phobos
レスクレイプールとショーンレノンのユニット。いつ聴いてもそれだとわかるベースの音とフレーズは相変わらず。
Scafull King / SCAnation
高校生のときスキャフルキングを教えてくれた同級生の佐野が「スカ好きは膝を出すんだよ。あと帽子は生え際ギリギリで浅くかぶるんだよ」と教えてくれてからずっと短パンの丈は短いし帽子は浅くかぶってる。36になり少しずつ額が広くなってきた気がするので、いつか帽子の唾が完全に上を向く日も来ると思う。短パンの丈は保育園児の息子よりも短い。

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