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僕の中でブッチャーズは冬のイメージなんだけど(2月?)、でもやっぱり「プールサイド」って夏だよねっていう。いやシチガツだって夏だけどさ。
おっかねぇー。ゴシックという言葉のど真ん中を真っ黒に塗りつぶし続けるような音楽。
いくらex-Nation of Ulyssesの方が通りが良かろうと僕にとってこのバンドは特別。The (International)Noise Conspiracyの元ネタの一つでもある、スッカスカのファンクでモッズな脱力ポストパンク。
去年末辺りからずっと聴いているのだけれども、本当にいい。日常という名の非日常を丁寧に描いたもの、をずっと見せられているような。
いつも「デンキ」のイントロを聴くと泣きそうになってしまう。
祝サブスク。出会い頭の衝撃っていうのもあるけど、やっぱ新譜よりこっちの方が何やらかすかわからない度が高くて好きだ。
アルバム・ジャケットからしてもうまともじゃないわけですけど、混沌と爽快感が二重らせんで疾走していくような、よくわからんアルバム。これはもう100万回と繰り返されてきたifでしょうけど、マイルスとジミ(・ヘンドリクス)を引き合わせてギルがアレンジしてたらどうなったんだろうな、ということをどうしても考えたりします。
続きもののプロジェクトではないのだろうか。たまに聴きたくなる、大友良英による『うた』のアルバム。
PIZZA OF DEATHでほぼ唯一と言っていい青春の一枚。ベタだけど本当によく聴いたなあ。当時のライブもいっとけばよかった。
『クリムゾンの攻撃性をサイバーにしたらもっとカッコよくね!?』を1979年というタイミングで提示して見せたこのセンスは本当に凄い。クリムゾン、フリップのフォロワーなのは間違いないけれど、一方で電子音や鍵盤の多用によってそういった音楽とはまったく違う緊張感があり、大変かっこいいです。
発掘(?)ものだけど個人的にお薦めなエレクトリック・マイルスのライブ音源。tr.01~03は珍しくサックスの居ない編成で吹きまくるマイルスとバキバキにメカニカルなチック・コリアのエレピが聴けます。
6Pチーズをつまみながら。なんとなく2月になるとブッチャーズを聴いていることが多い気がする。