Reviews (353)
今様のブラック・ミュージックへと直結する……というか、ブラック・ミュージックの現在(当時)・過去・未来を一枚で表現してしまったみたいな凄いアルバム。永遠のレベル・ミュージック。
サブスクで聴けるしな……という感覚が通用しなくなって久しいので、最近は定番も音源を手元に置いておくようにしました(もともとCDを買うのは好きですし)。まあ今作に関しては初回盤?にDVD付いてきてたから内容が気になるというのもあり。で、かなり久しぶりに聴いたんですがそれはもう見事に小宇宙というか、凄い作品ですなー。ため息しか出ない。
いま一番わかりたいのがKevin Mooreの良さだったりするのでChroma Keyから続けて久しぶりに聴いてみましたがやっぱ時代を動かしただけあって面白いアルバムですわ。個人的にはこの次(と、Derek Sherinian)がもっと好きなんですけど、強烈にユニークで宇宙のあるメタル、という点ではやはりこちらの方が勝るかなあということを考えながら聴いています。
なんなんでしょうねこのバンドは。狙ってるんだかだらしないんだかわからない、現代にオールド・ロックを蘇らせようとしたら悪魔合体した上で、ついでに合体事故起こして出てきちゃいました、みたいな新種の化け物。とりあえず言えることはむちゃくちゃカッコいいので万人が聴いたら良いんです。話題にならなきゃ嘘。
ずっと聴いてみたかったNiard(ヴォーカルが加わるとTideという名前に変わるらしい)の3曲入り音源。いやー、最高です。すっと胸のすくような清涼感と、あくまでキリキリとした緊張感のなかでひゅるひゅるとポップに奏でられる自由自在の魔法。音源があまり残ってなさそうなのが残念ですけど、死ぬ気で探したいと思います。
けっこう地味に最強のメンツだと思っている爆裂ジャズ・ロックなんですが、もうやらないんでしょうか。
すごく好きなバンドだしいまだってもちろん好きなのだけど、個人的に特別なのがこのアルバム。早い段階でこのエモ・グランジ的な音に感銘を受けたからこそいまの趣味があるのだと思っています。
以前にtoiletのキムさんと『Q AND NOT Uはどれが好き?』という話で盛り上がったのを思い出して聴き返しているのだけれどもひたすら楽しいし、キムさんがこのアルバムを一番好きと言ったのがわかる気がする。思わず全作聴き返してしまいそうな勢い。
日本でストーナーの香りがするハードロックってだいたい好きなんですけど、中でも群を抜いてヤバい音源でしょう。かっこよすぎる。
たまたま昔買ったCDの棚から出てきたわけですが、Texas Is the Reasonのライブ音源なんてあったんですね……むちゃくちゃかっこよい。
なんとなくセンチな気分だったので英国フォークなど聴くもしっくり来ず、結局ハードロックをキメて和んでいる。お里。
何が聴きたいかわからなくなってとにかく長くないやつにしよう、と選んだ結果、結局クリムゾンか……いやでも格好良いし肌に馴染んでいるものは仕方ないです。
新年最初に腰を据えて聴いたのはこのアルバムでした。正月から悪魔か……いや、むちゃくちゃかっこいいですが。
これまでいちおう『ハード・ロックのデカいやつ』をやっていたDMBQが13年ぶりに新譜を出したと思ったらまさかの恐怖のスラッジ化でビビりまくり。SLEEPにケンカ売るような(そしてうっかり勝ってしまいそうな)ただただ『強い』アルバム。去年のdiscotortionやTG.Atlasもそうですが、轟音がどうのとか言ってる人間の間で流行らないのがまったく理解できん。
日本のKATATONIAだと勝手に思っている、Plastic Treeササブチ期の総決算とでも言うべき2008年作。いやー名盤ですよ。プラで一番いいアルバムかと言われると、代表作は他にある気もしますが(たぶんこの頃だと『ネガとポジ』か『シャンデリア』の方が人気が高く、この後だと『インク』で久しぶりにビジュアル回帰するとあって)、いやあこの『後ろ向き、俯きのギターロック』として不思議と色彩豊かな感じ、もっと広くウケていいと思うのですがいかがでしょう。キャラ、サウンド面ともにcali≠gariの真面目で根暗な幼馴染、という感じでもありますし(まあcali≠gariのファンはすでに大概聴いてそうですけど)お薦めです。「斜陽」のリフかっこいいなー。
しんどいときにはブッチャーズです。感情に寄り添ってくれる音楽。