Reviews (77)
David Roback が Mazzy Star の前にやっていたバンドの初期未発表曲集。西海岸サイケデリックフォーク。オフィシャルアルバムよりこっちのが長く聴ける気がするな。のちに Pale Saints がカバーする "fell from the sun" 収録。
ボーカルの Kendra Smith が辞めてしまったので代わりに Hope Sandval を入れたら Mazzy Star ができてしまったのでバンドも何が起こるか分からない。
ライが子どものころ耳にしていた音楽家たちを呼び集める「ブエナビスタ方式」(勝手に命名)で作られたコンセプトアルバム。舞台は1940年代のLA。チャベス渓谷というのは貧しいメキシコ移民が多く住んでいたエリア。行政とタッグを組んだデベロッパーが入って彼らを追い出して宅地やドジャースタジアムを作ったりしていた。ハリウッド勃興期、差別の対象あるいは新興ギャングはチカーノ、FBI、UFOなど陰謀論の常連も入り乱れるLAノワールのサウンドトラック。
pale saints もそうだけどこの頃ってミュージシャンが心理学の影響を割とストレートに前面に出してたなあと思う。人文系学生だったわたしの周囲でも「読んだふり読書リスト」に心理学、特に精神分析系の本が入っていたのにたぶんいまだとランク外なんだよな。
中学時代に聴き込んだせいでけっこう歌詞覚えてたりするな(意味は分かってない)。ストレンジなソウルミュージック。
あうぉなびあど〜お〜
アホですな(褒めてる)。今聴くとギターかっこいいよなあ。数多のリッケンバッカー(とグレコバッカー)たちよ元気かい。
水のイメージを喚起するリバーブというものがあるのだな。大好物です。おやすみなさい。
暑苦しいんだけども。
最近のアルバムではこれが一番好き。ギターとボーカルの魅力全開⭐︎
もちろんポリー・ジーンはいつだってわたしのアイドルだ。
全州制覇計画のころのはずむユーモアやニューヨークに移ってからの実験的なポップスを経て、内省的で美しいフォークに戻ってきた。タイトルになっているのは彼の側にいられなかった両親。血がつながっているのに疎遠だった人たち。その死がもたらす困惑と悲しみと怒り。静かに泣いた。
いや走らないけど。ウォーキングよりは速い移動。
コンベックス・レベル好きならきっと好きだろう。コンベックスが持ってるSF感はないけど代わりにSS(シュッと・してはる)感がある。「シュッとしてはる」は、「都会的」とも違うし翻訳するのは無理な言葉だ。
このアルバムの曲じゃないけど。
https://youtu.be/cLOTYZl3Ccw
ブライヤーズは「タイタニック」も「イエスの血」も大好きだけど、この「最後のジャズアルバム」も良い。もうすでにジャズではないけど。
ブルース・ウェバー監督のドキュメンタリーのサントラ。すべてボーカル曲。レコーディング時期はバラバラなのかな?
ミュートしたトランペットは人の歌声といちばん近いと思う。演奏と歌がおんなじだ。
niceview テライショウタのもうひとつの顔。前作から引き続いてのトリオ編成。えっそこまで、と思うほど振り切れたリリシズムに、チェロとベースは寄り添うでもなく離れるでもなく絶妙な距離感を保ったままで漕いで行く。ずるいずるいずるいでも好きになってしまう。
ショリショリギターと80年代リバーブ(この盤はリイシューなので2004年)。こういうタイプの呪いもある。