Reviews (77)
透きとおったファルセットとピアノ、シュガー・ベイブ直系の(リテラリー)弾むバンドサウンド。でもなにより歌の強さ優しさに心を掴まれる。
現Mazzy Star の David Roback が仕掛けたペイズリー・アンダーグラウンド・シーンのコンピ。もやもやキラキラ。Suzanna Hoffs が歌うディランほかのカバー曲。ディランはカバーで聴くとすごくグッとくるのにオリジナルはなぜか苦手だ。
別名義(Helios)もふくめかなりセンチメンタルでエレガントな芸風の人だけどこのアルバムはちょっと毛色が違って、ミニマムかつストイックでよい。ピアノがカリカリいうのはなにか細工がしてあるのかな?恵文社一乗寺店の床を思い出す。
ビーチ、はウソです。どうせ年中聴いてるんでしょっていわれます。中学生のころからの愛聴盤。
ひょうひょうとした声で、青くてよく聴いたらちょっとすけべな歌うたって行っちゃったよあの人なんだろ。
爆音で、正座して。
"Swanlights" で、唄と、ベルベットチルドレンとしてのアンサンブルの完璧な調和に達した Antony=Anohni が立ち向かう地平。OPN と Hudson Mohawke の暴力的なビートに挑む声。その切先は誰でもないまず彼女自身に向けられている。聴く者はそこに寄り添うのか立ち去るのか。非常に政治的であり、なお音楽として耳を傾けざるを得ない。
ゑでいまあこんへの東からの返歌とでもいうか、幽玄なサイケデリアが軽やかなポップスとしても成立することの証左。
Christina Vantzou が来日してるんだけどライブ行けてない。
このアルバムの後 Christina はソロで3作リリースしてるんだけどわたしはこのスローコア路線の方が好きなので久しぶりにきく。Sparkle Horse の最後のヨーロッパツアーに帯同したり、MVも作ってたり、いろいろ気になる人ではある。
DVDのアニメはもちろん Christina の作。
https://youtu.be/V-6H0DOujx8
シングル見つけられなかったから Walter Gibbons Mix ではないです。スウィミン、スウィミン、スウィミン。
Thomas Dolby "airwaves" アルバムバージョンより好きなデモバージョンが入ってるコンピレーション。いろいろこれに作られた感ある。なんせ2016年にもなってレーベルマークのTシャツ買ってしまうぐらいだから。
https://youtu.be/-SdwFA7ITos
夏の早朝に似合う音楽。5時頃に目が覚めて、二度寝するのがもったいような時間に。
Stars of the Lid の Adam Wiltzie と ピアニスト Dustin O'Halloran のヒゲ野郎二人組が奏でる美しく静謐な音。ヨーロッパでのディストロが Erased Tape なので「ポスト・クラシカル」とかに分類されるが元々は Kranky の現役選手であることを強調しておきたい。
ジャケットの素晴らしいイラスト(アナログだとダブルサイズのポスターが着いてきた)は同じく Kranky で Adam と The Dead Texan というヒドイ名前のユニットを組んでいた Christian Vanzou。彼女についてはまた稿を改める。
ロバータ・フラックでなんでまたこのアルバムやねんと自分でも思うけど最初に聴いたので刷り込まれています。田舎でぼっちやってたからしょうがない。
ロバータの声はそりゃ好き。パワーで押すんではなく、スムース過ぎもせず、適度な乾き。
梅雨の晴れ間
舌ったらずに跳ねるボーカルとポストニューウェイヴなギターサウンドのバランスがいい