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2017年のブルックリン発のネオアコ、という言い方で良いのだろうか? なんせ曲がすごくよく出来てる。
『Tonight』と『★』の30年以上の間に、リアルタイムで聴いた唯一のアルバム。好きで、よく聴いた。当時流行のドラムンベースなロック。(『★』でキーボードを弾いてる)ジェイソン・リンドナーが、このアルバムを好きだったこと、それが『★』での演奏に反映されてることを語っていて、なんか嬉しかった。
(白いジャケのブームに乗ってみた。)昨日大阪某所よりこのCDを持ち帰ろうかなと思ったのですが、まあいいかと思いやめておいた。ATCQの作品としては、これ1枚だけ音色が全然違う(古いジャズアルバムのコレクションが火事で焼失してしまい、打ち込みに頼らざるを得なかった?)のが、逆に功を奏した作品。白が似合います。あとJ Dilla感が1曲目から炸裂。(このビートの感じがJ Dilla由来だということは、3年前になって初めて認識しました。それまでは「あの感じ」みたいな言い方しか出来なかった。)
昨日バスの中、iPodでこのアルバム聴いて、1曲目から泣きそうになって必死に耐えていた、痛いオッサンが私です。
ダニーマッキャスリン経由。これはEDMというのかな。EDMもいろいろあると思うけど、これはニューウェーブ成分が含まれていて、好きかも。
この人の音楽、ギターの独創的なフレーズが今まで苦手だったけど、このアルバムは作編曲力が心地良い方向で爆発、最高のような気がする。ワイアット『Rock Bottom』級の名盤か。
結局ラフトレードから出たアルバムの中で一番回数聴いてるアルバム、自分はこれになってしまうのかな?「好き」とかいまだに言えないけど。
ディスヒートもポップグループもワイアットもレインコーツもヤングマーブルジャイアンツもキャブスもTGもアズテックもスミスも出してたラフトレード、90年代になってから本当に凄いと感じたけど、滋賀県甲賀郡水口町(今は甲賀市)のレコード屋さんに何年も売れ残ってた徳間ジャパンのLPたちを見かけて「これ買うの、どういう人なんかな?」と考えてた中学高校時代でした。
メセニー21歳の時の1st、らしい。
フォーク/カントリーの穏やかな感触、目まぐるしく変わるコード/スケール、そしてその向こうにある自由→オーネットコールマン
まだブラジル音楽成分はあまり入ってない。
「ああこれは一種のポストロックだ」という解釈をしたら、最近やっと楽しめるようになった。
昔東京に住んでた時、少し一緒にバンドをやってたTさんにこのCDもらった。M2がじゃがたらの「都市生活者の夜」の元ネタだとその時わかった。そのせいもあってか自分の中では、このアルバムは夜中の新宿を歩いてるイメージになってる。
全体的にダブ的なディレイ使用が目立つけど、これは彼等のアルバムでは初めてだと思う。カンとジェントルジャイアントのサンプルが使われてるというクレジットがあるけど、聴いてもよくわからない。まあ、ぼちぼち聴こう。