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山下洋輔の(確か)活動25周年を振り返って代表曲をニューヨークトリオ+αでリ・レコーディングしたアルバム。非常にクールなアルバムなのですが伝わりづらいことこの上なく。後にオーケストラなどと共演したりするような美意識と、初期の暴力性のちょうど中間、というものがまさか存在するとは、といった風の(?)どう考えてもヘンなんだけど一見フツーに見えるコンボ・ジャズ。Joe LovanoとTim Byrneの客演もナイス。ジャケだけはどこまでも最悪。
いつでも買えるかなと後回しにしていたのだけど、そろそろ在庫僅少ぽいので。プログレッシヴ・タンゴ・バンドの2nd。音の感じは基本的に変わらないのだけど、どれもとにかく曲が良いから確かな満足が得られます。鬼怒無月のユニットだと一番好きなんですがもうアルバム作らんのかなー。せめてライブ盤だけでも……。
ジャケと、その通りの爽やかな音に起き抜けについつい選んでしまいがちな一枚。どうしても同人音楽って一定の距離を持って接してしまうのですが、彼らは好きだったなあ。
古いタイプのオタクとしては、ヒップホップと言われるとシャカゾンビでTSUTCHIEで「空を取り戻した日」なんですよね、ってもうこの曲に対しての感想ググってみたらそれしか出てこなくてそれはそれでちょっとな。いや格好良いですよ。OSUMIのハードボイルドを感じさせるラップがすごく好きなんだよなあ。
名古屋の至宝、という話だけはずっと耳にしており、自分の好きなバンドとも親交が深いためずっと気になっていたのですが、素晴らしい。シンプルで豊か、であるということがいかに難しいか。本当に研ぎ澄まされた極上の音楽でありますことよ。
帰ってきた、って感じの音楽が聴きたかったので流している。
明日の
#北ティア は勝手にTribute to zabadakのつもりで参加します。
唐突にPlastic Treeを聴き返し。アルバム『インク』特典の1st再録盤なのだけど、やっぱ迫力が増していて、曲そのものも今なお通用するというか、普遍的なギターロックの魅力を伝えるものでかっこいいなと。ササブチ期が一番好きなんだけどこうやって聴くとケンケンのドラムも良いのだよなあ。
友人と中古屋に行った際、「Refused参加しとるで」と見つけて教えてくれたCD。日本ではEpitaph関係として入ってきた記憶のある北欧BURNING HEARTレーベル・コンピレーション。ヘヴィめでロッキンめのハードコアが並ぶ、たとえばEntombedとか(The Hellacoptersみたいなのいるし)あの辺がいけるというメタラーなんかにも美味しい一枚なのではないかと思います。しかしそんな中でもRefusedの「The Deadly Rhythm」は良い意味で浮いているというか、よくこんな変な曲をあの時代に……と感心してしまいます。全体的に録音も良い感じだし、『(90's)ロックンロール』好きに薦められる名盤ではないかと思いますですよ。
飲んでる。人生とか、家族とか、生とか死とか、色んなことを考えながら、遊佐未森の歌声を聴いてる。
そろそろガツっとロックなのが聴きたくなって、でもガチガチのメタルという気分じゃないな……という気分の時に活躍するのがこの時期の録音。シンガー・オリエンテッドな音楽って苦手なんですが今作はそこまででもなく(きちんと主張してますが)、『カッコいいロック』として聴けるのがいいです。
なんとなく夜中に目が覚めて聴いてる。いかにもN.Y.のジャズだなあ、と思うところもあるのですが、良い。なんかAmerican Clave的でもあるし(人脈的にも繋がってるけど)、静謐で、カラフルで、美しい音楽。
ミニマルテクノって久しぶりに聴きましたが、なんだか音楽の快楽の根源に触れているような気がして(気がするだけなんだけど)イイです。ただただキモチイ。
この、プログレッシヴともアヴァンギャルドとも違った、独特の耳ざわりは何なのだろう。Gil Evansの魔法としか言いようが無い。
洗練されているというか、研ぎ澄まされているよなあ、と思う。野蛮な音楽ではない。むしろ逆端というか、だからこそこんなに格好良く響くのだろう。
おはようございます。朝っぱらからゴリゴリのロックなどを聴く気がおきないため、必然的にこういう音楽に手が伸びます。「雨音」とかめっちゃ好きだったなあー。
音博の特番を観たので久しぶりに。『ブレーメン』てこんなええ曲やったっけかな。
あっめっちゃかっこいい。フィンランドのオルタナメタル2012年作。ザックリと『KATATONIAみたいなの』と言ってしまえばそれまでなんですが、『A Healing Place』と銘打っているだけあって非常に心地よいサウンド。この辺はむしろメタラーよりもエモ・リスナーにアピールするんじゃないでしょか。