Reviews :: moon (88)

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ポルノグラフィティ / foo?
初めて彼らのオリジナルアルバムを聴いたら、その多芸さに驚かされた。のっけからラップを仕込んできたり、馴染みのシングル曲も新鮮な、でも元のイメージも損なわないアレンジが施してあり面白い。特に惹かれたのは「愛なき…」で、比較的ローテンポな曲なのにいきなりギターがギャンギャン鳴らされて一気に心を掴まれ、メロディも非常に良い。やっぱりシングルだけ聴いていても全容は全然掴ませてくれないな、と思った。
King Crimson / Islands
何が聴きたいかわからなくなってとにかく長くないやつにしよう、と選んだ結果、結局クリムゾンか……いやでも格好良いし肌に馴染んでいるものは仕方ないです。
Blind Idiot God / Blind Idiot God
「1980年代後半に自分が聴いてなかった音楽」についてぼんやり考えてることが多い。これとか、当時聴いてたら絶対好きだったし、このバンドの他のアルバムも基本、好き。2015年に出た近作もSonic YouthやLive SkullやSwans(←どれも80年代の時点での)やレゲエ(ダブ)や弱いメタル要素が折衷されていて、心地良い。
Jack Dejohnette's Directions / New Rags
70年代末から80年代初頭のジャズの空気があって、マイルスとオーネットの影響、フリーとロック、それとカリビアンが混在してる感じ、フュージョン成分は限りなく薄い。このアルバムで、アバークロンビーのギター、ウルマーとそんなに遠くないと思った。いや、ずっときっちりしてるけど。(楽曲が近いのが理由だと思う。)
M1がATCQの「Buggin' Out」のサンプルネタで有名なので、CD欲しいけど、今まで一度もCDになってないアルバムらしい。
https://youtu.be/MVCUBVBPxC8
Various Artists / Kompakt - Total 18
このコンピがシリーズになってずっと続いてることを知らなかった。(1しか持ってない。)しかし、当初の持ち味を失わない音ながら、ずいぶんキャッチーな曲が並んでて、ちょっと驚いた。近年のは、歌入りが結構あって、昔ながらのミニマル曲が流れると、少し安心したり....
Sigur Rós / Takk...
音の天国。圧倒的な音の膜。7曲目の大曲を聴いたとき、その荘厳さに「え?これが最後の曲じゃないの?」と思ったものだが、8,9,10とその雄大さはさらに増していき、見事なフィナーレを迎える。快感なアルバムですね。
BARBEE BOYS / eeney meeney barbee moe
ペルセウス流星群を気にしつつ #running 。ひとつも確認できず…
AL / NOW PLAYING
正直聴くまではandymoriと何が違うんだと思っていた。だってボーカルが一人加わった以外には初期のandymoriまんまなのだから。しかしその一人の存在と時の流れがandymoriとは違うサウンドを生み出すようになっていた。大きな違いとしては音の棘がほとんどなくなっている。ちょっと寂しい。そしてコーラスがマシマシになっている。私はこの変化は気に入った。「ドリーマー」なんかはコーラスがガンガンに使われており、それでいて歌詞の切れ味は残っているからこれはこれでかなり気持ちいい。AL、案外ありだな。
Jan Akkerman / Focus In Time
オランダの誇る名プログレバンドFOCUSの元ギタリストがそのバンド名をタイトルに入れてリリースしたソロアルバム……だけど別にそこまでFOCUS感が強いわけではない。フュージョン要素のある曲とクラシック要素のある曲とが割とはっきり分かれてる印象で、一聴するととっ散らかってるっぽいが、どちらにしろギター引き倒しなことは変わりない。たまにハードロックっぽいプレイも交じって来るのも気持ちいい。13~14の流れがとても優しく美しいので終わりよければすべてよし感はある。
星野みちる / E・I・E・N VOYAGE
tr.8から最後までの流れが美しい。歌謡曲に振り切った印象で、まさに隙なし。裏ポップスの女王と勝手に呼ぶことにする。
星野みちる / You Love Me
渋谷系だったり、ウォールオブサウンドだったり、モータウンだったり、ポップスの歴史を概観するかのようなスイートな歌謡の嵐。疲れた頭にちょうどいい。
Kraftwerk / The Man Machine
腰痛のためThe Robotsのアレの如き動きを強いられた今日。 https://www.youtube.com/watch?v=SGex55Sxi6A
Aughra & Mosh Patrol / Is There Anyone Else Outside?
深夜だから深く沈み切りたい。ということでこのスプリットアルバム。ロック要素のあるやや暗めのアンビエントといった塩梅で、要は私好み。この怪しさマシマシのジャケもそそるものがある。
Kingston Wall / III: Tri-Logy
ゼロ・コーポレーションの異端でお馴染み(?)、フィンランドの英雄にしてサイケハードロックトリオの最終作。少しキャラがDizzy Mizz Lizzyと被る感もありつつ、よりこっちの方がディープかな。DMLが90年代ビートルズ派だとしたらこっちはジミヘン、みたいな。格好良いです。
MY WAY MY LOVE / The Fact Is
めちゃめちゃノイジーでポップなやつ。ディーパーズのファンとかに試してみてもらいたいな。
CONVEX LEVEL / New Moon 1st Contact
What's Going Onが聴きたくなる事案発生につき聴いてます。人生色々ありますからね。
GoGo Penguin / A Humdrum Star
華のあるバンドだな、と改めて。ニューチャプ系?の中で一番好きかも。
坂本真綾 / 坂本真綾20周年記念トリビュートアルバム  ORIGIN
2枚目の本人オリジナルを聴いてますが、いいですね。大仰にベストと言うでもなく、だからといって代表曲がバランス良く配置されているというか。Plastic Treeでも思ったんですが、2枚目に本人版入れる風習、流行らんかなー。
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