Akira Toyonaga / Charles Hayward / Punk
96年の初来日以降、チャールズ・ヘイワードの即興演奏を何度か観てはいるのだけど、どうも面白味に欠けるなあと思ってきた。バンド編成で来日したV4Victoryも再結成マサカーも作曲・編曲と即興の絶妙なバランスを期待しながら即興100%で、「俺が聴きたいのはヘイワードの歌なのかもしれないなあ」などと求めるものがわかってきた気がする。唯一好きなのはクリス・カトラーと共にクレジットされたLa1919の客演くらいか。

このアルバム、豊永亮とのセッションで、彼もどちらかというとカッチリと(再現度の高い)フレーズを作り込むタイプのギタリストと捉えているのでヘイワードを逆に引っ張るかなと思ったのだが即興100%でした。

録音を聴くよりは現場で音の抜き合い、繰り出し合いを観るほうが楽しそうな演奏。即興自体がそういうものなのかもしれないけど。

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